定年退職した看護師が働きやすい職場とは

看護師が定年退職後も安定して働ける職場としては、まずプラチナナースの雇用を謳っている病院が挙げられるだろう。その他、クリニックや健診センター、企業、保育園など、様々な職場がある。

このうち、もっとも容易なのが、プラチナナースの雇用を謳っている病院で働く方法だろう。この場合は、嘱託社員として後輩の指導や育成に専念したり、体力的にそれほどハードではない診療科へ配属されたりする。病院ごとに対応が異なるので、どのような対応になるのかを事前に確認しておくといい。

一方、クリニックは大規模な病院と比較すると、重症患者を取り扱うことがないため、体力的には楽である。しかし、診療科によっては必ずしもそうではないケースもあり、診療科の選択には注意が必要だ。内科や皮膚科、眼科といった診療科は、比較的60歳以降でも働きやすい。

3つ目の健診センターは、健康診断を受ける人たちが利用することに特化した施設だ。以前は院内に設置されることが多かったが、近年では健康志向が高まっていることにより、定期検診を受ける人たちが増加し、それに伴って独立して設置されるケースも増えている。業務は測定や検査が主なので、医療機関と比べると緊急性が低く、その分給料も安価だ。

最後に挙げた企業や保育園でも、看護師のスキルや経験を活かして働ける。主な仕事といえば、健康管理や怪我などの対応であり、健診センターと同様に緊急性はそれほど高くないため、プラチナナースとして働きやすい職場だ。